「LINE送って既読はついてるのに返信がない…」
「返信がこないと次に進めないのに…」
「え、また案件、来月に持ち越し?」
こんなふうに思われたことはありませんか?
仕事の確認メールを送っても返事がないことで、
スケジュールが狂ったり、催促するのも気を遣ったりして、だんだんとモチベーションも低下していき、気づけば、
なんて、不安やストレスが溜まって、クライアント様への信頼さえ揺らいでしまうことも。
この記事では、返信がこない悩みに対して、相手にも気を遣わせない「やんわりと返信を促進するコツ」と自分も気持ちよく仕事を進められる「確認をスムーズにする工夫」
をお伝えしていきます。
<こんな方におすすめ>
催促しても関係を壊さず信頼を保ちたい
返信待ちでイライラしたくない
返信がこないことで、時間が無駄になるのを避けたい
返信がこなくて困っている方にのお力になれたら幸いです。
返信がこないときの対応方法 3ステップ
確認の連絡後なかなか返信がこないと、スケジュールがずれて焦ってしまったり、ストレスに感じるかもしれません。そこで、返信がこない状況を減らし、円滑なコミュニケーションを実現するための工夫についてお伝えします。
ここでは、リマインドのタイミングで迷わず、相手の返信率が上がり、自分のストレスも減らすための3ステップをご紹介していきます。
ステップ1 やんわり伝えるリマインドメールの基本(例文付き)
– リマインドを送るタイミングの目安
・初回確認から2〜3営業日後(土日祝除く)
(締め切りの余裕がある場合は5日ほどみてもOK)
・締め切り前:2〜3日前
・再リマインド:前回から5日以上空けるのが理想
・送信時間帯:午前中(8〜11時がベスト。相手がその日に対応しやすい時間帯)
焦って連投すると、相手のペースを乱してしまうため注意!
– 例文テンプレート(やんわり・丁寧)
◼︎基本のリマインドメール
件名:【再送】ご確認のお願い(〇〇の件について)
〇〇様
お世話になっております。
〇〇の件につきまして、念の為再度ご連絡させていただきました。
お忙しい中恐縮ですが、〇月〇日〇〇時までにご確認・ご返信いただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇(名前)
◼︎少し急ぎたい場合の文面
件名:ご確認のお願い(〇〇の件/〇日締切)
〇〇様
お世話になっております。
〇〇の件につきまして、締切(〇〇月〇〇日)が近づいてまいりましたので、
改めてご確認のお願いで連絡させていただきました。
お忙しい中恐縮ですが、〇〇月〇〇日〇〇時までにご確認・ご返信をいただけますと助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
〇〇(名前)
青文字メールの場合
LINEやチャットの場合
件名:〇〇様→メンション(@〇〇様)、リプライ機能で前メッセージを引用
・「何について」+「いつまでに」を簡潔明確にする
・相手への気遣いの文章を意識する
(その後いかがでしょうか。念のため〜・お忙しい中恐縮ですが、など)
・前回の内容を探す手間を省くために、前回の内容や資料を引用or転送で添付しておく
・最初のやりとりでは、「リマインド」という言葉を避けた方が無難です。つけることで“わかりやすく感じる方”と、“嫌悪感を感じる方”といらっしゃるので、使用には注意。すでに使用してやりとりでしていればOK。
ステップ2 返信しやすい内容か見直しチェックリスト
相手が“忙しい人”の場合、返信しやすい内容で作成する配慮も大事です。
<チェックリスト>
□ 要点は明確?
最初に「要件」と「してほしいこと」が簡潔に書かれている
□ 返信しやすい形式?
・Yes/Noや選択肢の提示で簡単に答えられる
・画像やURLを添付しすぐ確認できる
例:
内容で問題なければ『OK』、
修正が必要なら『修正あり』とお知らせください。
など
・相手が考える量を減らす
・ぱっと答えられるようまとめる、提示する
□ 回答の期限は明確?
「〇〇月〇〇日〇〇時まで」と具体的に書かれている
休日前は返信が週明けになる可能性もあることを考えて、余裕を持って(休日2日前や前日午前中など)時間の設定をする。
□ 送る相手は適切?
・確認する担当者
多忙な方なら、チームメンバーや窓口担当を確認、共有することを擦り合わせて、CCやメンションすると◎
□ (メールの場合)正確に相手に送信されている?
・送信エラーで下書きに入っていない
・メールアドレスは間違いがない
もし自分の書いたメールやチャット文に自信がない場合は、ChatGTPなどに「誤字脱字がないか」「角がたたない書き方になっているか」と確認してもらうのも一つです!
ステップ3 メールで限界なら“直接話す”で即レスに変える
メールやチャットの返信がなかなか来ない場合、「直接話す時間を作る」という選択肢も考えてみてください。
と思われるかもしれませんが、たった15分でも直接話す機会があると、すれ違いが減り、進行がスムーズになるだけではなく、信頼関係を築くチャンスにもなるんです。
「急ぎの連絡手段」を事前にすり合わせ
返信遅れることで、他のメンバーやぷックスアドバンスド」ジェクトに影響が出る可能性があります。だからこそ、緊急時の連絡手段を事前に決めておくことは重要です。
・電話
・LINE
・Slackの通話機能
など、いざいうときはこの手段で連絡してもいいかと聞いておくだけでも、トラブル会費になります。
直接連絡の3つのマナー
直接連絡するときは、相手への配慮が大事です。
①事前に一言伝える
「このあとお電話させていただきます」などLINEやチャットで一言あると◎
②聞きたいことは箇条書きで整理
話したい内容が明確だと、相手も心の準備ができてスムーズに確認しやすいです。
③できるだけ1回でまとめて確認できるよう努める
何度も連絡せず、1回で効率よく確認できるようにしておくと好印象です。
おすすめは「定例ミーティング」の設定
事前に、「週に一度、進捗の確認をしたい」と伝えておくことで、小さなズレも早めにすり合わせができ、作業ロスが減ります。
特に最初の1ヶ月は、考えや進行の確認事項が多くなるので、週1(それでも難しい場合は最初の1ヶ月は月2回)、慣れてきたら月1回に減らすなど調整します。
直接話すことで、曖昧なニュアンスがすり合わせられ、その場で迅速な判断をもらえたり、返信待ちの時間が大幅に短縮されます。また、雑談を通じて信頼関係を築く効果もあるため、特に依頼を受けた初期の頃や不安が多い時期ほど、対話は大事です。
信頼関係が深まるほど、その後の連絡もよりスムーズになる傾向にあります。お互いの仕事スタイルや価値観、テキストでは伝わりにくい人柄も伝わりやすくなるため、「直接確認できる時間」の選択肢も、ぜひ意識してみてください。
返信がこない理由は“悪意じゃない”
そもそも、どうして返信がこないのか。
そう感じて不安になることもあるかもしれませんが、返信は遅れるのは、あなたが悪いわけでも、舐められているわけでもありません。実際は、相手側の状況や性格による場合がほとんど。
ここでは、返信がこない5つの理由と、どんなクライアント様に多いのか紹介していきます。
①忙しくて後回しにして、そのまま忘れている
これが一番多いパターン。
クライアント様自身も、日々いくつもの案件や調整、タスクに追われていて返信どころじゃないことも多いです。特に、「決裁権を持っている方」や「社長・役職」などにありがちで、「あとで返信しよう」と思ったまま、つい忘れてしまうことがあります。
この傾向に多いパターン
返信時間が不規則(深夜・早朝など)
短文で返ってくることが多い
スケジュール変更が多い
②内容が多すぎて見るのがしんどい
確認項目が多すぎたり、選択肢が曖昧だったりすると、返信に考える労力がかかるため、忙しい人ほど「今は無理!あとで返そう」となって、そのまま忘れられることも…。
しんどい度高いメール
質問や確認が3つ以上あり長文
選択肢が「どれでもOK」で曖昧になってる
判断を相手に丸投げしている
③メッセージが埋もれて気付いていない
Slack・Chatwork・LINEなど、通知が多いツールを使っていると、単純に流れて見逃されてることもあります。特に、複数名でのやり取りや複数案件を掛け持ちしているクライアント様に多い傾向です。
埋もれやすさチェック
複数人チームでやりとりしている
1つのチャットに複数トピックが混在している
あなたから連投してしまっている
初回のやりとりなら、メールの場合、迷惑メールやスパムに入っていることもあるので、LINEやSlackなどで届いているか確認するとお互い安心です。
④返信が必要と気づいていない
「確認お願いします」とだけでは、
「OKだったら何も返さなくていいのかな?」
「直してってこと?それとも意見を聞きたいの?」
と、どう返せばいいかわからない状態となって、スルーされることがあります。
アクションしやすい内容チェック
何を確認して欲しいか明確
返信のアクションがわかる
期限が具体的に書かれている
⑤真面目すぎて返信が遅くなる人もいる
丁寧で誠実なタイプのクライアント様にありがちなパターンです。
「しっかり確認して、考えてから返したい」「文章をまとめてから返信しよう」として、結果、数日経ってしまっていた…。なんてことも。
特に、事務対応が苦手な方や、クリエイター、副業・兼業のクライアント様に多い傾向があります。
完璧主義なりがちな人チェック
返信は丁寧だけど毎回遅め
複数の案件を掛け持ちしている
「確認しますね」で止まっていることが多い
こうして見てみると、返信が来ない理由は、「悪気」や「無視」ではなく、相手側の事情や小さなきっかけによるものがほとんどです。
だからこそ、相手にプレッシャーをかけずに、やんわりとリマインドをしたり、返信しやすい工夫をすることで、スムーズにやり取りが進むようになります。
相手も自分もラクになる仕組みとルールを作る
返信をもらうには「メールの書き方」だけではなく、相手が“返信しやすい状態”を整えておくことも大切な工夫のひとつになります。
そう思うかもしれませんが、ちょっとした仕掛けやルールを先に用意しておくだけで、やり取りのスピードもストレスもぐっ減ります。
ここでは、「返信しやすい環境づくり」と「自分を守るルールづくり」の2つの視点で紹介していきます。
相手が“返信しやすい”メールのコツ
「メールの書き方」は第1章でお伝えしたので、ここでは、「返信がもらえる流れを事前に整えつ方法」をまとめます。
提出時にあらかじめ「〇月〇日にご確認をお願いします」と一言添えるだけで、相手の予定にも入りやすくなる
PDFや画像など、一目でわかるようしておくと、確認までの負担と認識がすれ違う確率が減る
「問題なければこのまま進めます」などを提示することで、一言の返信で次の行動がスムーズに
確認事項等スマートフォンで見る可能性もあるため、改行・箇条書きを使うことで見やすく、内容が伝わりやすくなる
Googleスプレッドシートで見える化
LINEやメールだけでのやりとりだと、返信漏れや確認忘れがお互いに起きやすくなります。そこで便利なのが、「Googleスプレッドシート」。
無料で使えて、リアルタイムで編集・共有ができるので、進捗状況と確認のタイミングを「見える化」して管理しやすくなります。
おすすめ構成例
・タスク内容
・担当者
・ステータス、(「未対応」「対応中」「確認中」「修正中」「提出済」「完了」など進捗状況をプルダウン形式)
・提出日、確認日
・納期(締切)
・確認者名、チェック欄
・修正有無、チェック欄
・備考:やりとりメモ、注意事項など
スプレッドシートを活用した3つの工夫
① 確認のステップを明確にする
「初稿提出 → フィードバック → 修正 → 納品」など、どのタイミングで誰が何をするか可視化
② 担当者・納期を一目でわかるように
「誰が、何を、いつまでに」やるかを明確にして共有することで、連携ミスを軽減
③情報やルールを一つにまとめておく
納品のルール・注意事項・確認済みチェックもタブで管理すれば、わからなくなったときのもすぐに確認ができる
自分を守るためのルール決め
とはいえ、それでも返信がいただけないこともゼロではありません。返事がこなくて何度もメールを確認したり、他のタスクのスケジュールを調整しなおしたりといった、見えないストレスや時間のロスを減らすために、「返信がなかった場合のルール」を事前に決めておくことが大事です。
例えば、
「〇日までにご返信がない場合は、次の工程に進めさせていただきます」
「提出後、〇日までにご返信がない場合は納品とさせていただきます」
このようなルールを最初に共有・合意しておくことで、やりとりもスムーズになり、さらにスプレッドシートやリマインドメールにも記載しておけば、お互いの安心材料にもなります。
自分の責任感やスケジュール意識が強いことで、負担に感じやすくなると思いますが、割り切って線引きすることも、自分を守るための大事な判断になります。
おわりに
返信がこないときって、気になってしまってモヤモヤしたり、仕事のスケジュールがスムーズにいかず焦ったり、つい「自分のせいかな…」と責めたくなることがあるかもしれません。しかし、「返信がこない=あなたが悪い」わけではないんです。
多くの原因は、相手の忙しさや見落とし、あるいはちょっとした行き違いで起きていることがほとんど。
だからこそ、
確認しやすいメールの工夫
返信しやすい環境の準備
ルールや仕組み先にを整えておくこと
こうした気遣いをしておくことで、お互いの仕事がスムーズに進むようになり、その積み重ねが信頼に繋がっていきます。
もし、「どうして返信がこないんだろう…」と確認事項で返信が来なくてうまくいかないと悩まれているなら、ぜひ試してみてください。
最後までお読みくださりありがとうございました。
またお会いできるのを楽しみにしています。