動画編集で、カットする前に行う「音量調整」
最初に、オーディオトラックミキサーでの数値だけ確認して「よし、これでOK!」って、終わりになっていませんか?
でも実は、音量の違和感は、「動画離脱の原因」としてかなり多いです。
「BGM小さくない?」
って納品時クライアント様に言われたり、
「声がおっきくなったり、小さくなったり聞きにくい…」
「音楽がうるさすぎて内容が入ってこない…」
「編集したの初心者?」
投稿後に動画に対してそんなコメントきたら、ショックですよね。
動画編集の工程で、最初の方に音量調整をして、カット、テロップ、効果と入れていくと、ついつい後回しにされがちな「音量調整」。もちろん適当にしているという意味ではありません。
と思うと、だんだんどれが正解かわからなくなってしまいます。
今回はそんな「音量」についての悩みに対して、すぐ実践できる音量調整の基本とチェックポイントをまとめていきます。
この記事でわかること
・音量調整の基準
・BGMや効果音と、声のバランスのとり方
・納品前に音量のミスに気づくコツ
音量が整っているだけで、視聴者が最後までストレスなく見られる動画になり、クオリティが高い印象から、動画そのものの信頼感にもつながります。
ぜひ、この記事で「音量が原因で損しない」編集を一緒に確認していきましょう!
音量調整の基本
音量調整の目安
① 声の音量:-6〜-12dB(メイン音声)
② BGM:-20〜-30dB(雰囲気を邪魔しない)
③ 効果音:-15dB前後(強過ぎ注意)
④ 音割れしてないか、ピークメーターで最終チェック(赤くなったらアウト)
なぜ音量調整が必要か?
移動中に、音声なしで映像とテロップで動画を見る人もいますが、何か作業をしながら耳だけで見ている(聞いている)人も多いです。だからこそ、
・音が聞きにくい
・BGMがうるさい
・効果音が突然大きくてびっくりした
こうしたことが、すぐ離脱の原因につながります。
メインはあくまで演者の声。伝えたい内容が聞こえないのは本末転倒です。しかし、音声のない動画(BGMに合わせて動画が展開)の場合は、音楽をしっかり聞かせてOKです。
編集時のポイント
①音の波形をみる
無音や音割れの発見が早くなります。
②音量は「3回確認」が鉄則
・1回目:編集時に確認
・2回目;動画として流して聞く
・3回目;「音」だけで聞く
③イヤホンで聞く
スピーカーで聴くよりも、音の粒が聞き取りやすくなります。この時に、効果音だけ浮いて聞こえたり、演者の声に対して、BGMに意識が逸れていたら注意です。
④効果音は素材ごとで音が違う
ダウンロードサイドごともですが、素材それぞれで調整が必要になります。加えて、音の高いものは大きく聞こえやすくなるため、数値だけではなく、実際自分の耳での確認も重要です。
おわりに
音量調整は「丁寧さ」と「視聴者への思いやり」が伝わりる部分になります。
動画の尺が長いほど、全部通して聴くのは正直しんどさがあると思いますが、最初から最後まで一気にではなく、章ごと・パートごとに分けて確認していけばOKです!
視聴者の「聞きやすい」を意識して、ひとつひとつの思いやりや丁寧さを大事にして、クオリティを上げていきましょう!
最後まで読んでくださりありがとうございました。
また次の記事でもお会いできるのを楽しみにしています。